卒業アルバムについて

卒業アルバムについての考察。

今、私の手元には昭和53年度春日部市立沼端小学校の卒業アルバムがある。表紙は青の布張りで、沼小の校章と1979という字が箔押しされている。総扉を開けると富士山をバックにした桜の写真に「卒業記念」、「昭和53年度 埼玉県春日部市立沼端小学校」と記されている。カラーのページはここと、後ろの方にある「ふるさと埼玉」という埼玉県紹介のページだけである。あとはすべてモノクロないしは2色刷りである。当然掲載されている写真もモノクロな訳で、年月の経ったモノクロ写真はすでにセピア色に変色している。

さて、ページを繰ると先生方の写真に続いて我々の1組のページがある。ここには大きく卒業写真がある。そしてその周りに遠足、修学旅行の集合写真が取り巻いている。さらにはクラスの壁新聞、学級歌を書いた模造紙の写真がある。6年生の自分を見るのは気恥ずかしい思いだが、それは誰しも同じだろう。皆の顔を見ても今と比べれば確かに幼い。とは言えこの時期は第二次性徴を迎えるころである。確かに大人への階段を上り始めていることが見てとれる。

各クラスの写真を過ぎると、今度は委員会活動のページがある。代表、図書、掲示、栽培、親善、集会、飼育、新聞、美化、保健、体育の各委員会のメンバーと先生たちが写っている。

続いてクラブ活動のページがある。屋外球技、模型工作(顧問は阿部先生!)陸上、手芸、屋内球技、写真、コーラス、科学、絵画、器楽、バトン、器械体操、料理の各クラブの写真が写っている。

続くページには、サマーミニキャンプと修学旅行の写真が載せられている。我が1組の仲間たちも写っている。サマーミニキャンプではスイカ割りや花火もやったようだ。

次のページは、「思い出いろいろ」と題され、運動会や写生会の写真が写っている。運動会では男子は組体操を演じた。女子は「さくら変奏曲」を演じている。扇子をもって踊っている様子が掲載されている。ちーちゃんはT永の背中におんぶされている。あと、えりさんが1年生位の下級生に何かの飾り作りを教えている様子が写っている。

次は「学習風景」と題されたページ。給食の場面がかなり多い。バンチュウとさったんのツーショットには「お似合いだネ」とのキャプションがつけられている。ここでも結構1組のメンバーが写っている。ちなみに私はこういう時、目立たないように努力していたので写っていない。今思えば残念。

ページをめくると卒業記念文集が始まる。「全力は美なり 継続は力なり」という斎藤校長の題字、先生方の言葉に続いて1組のページがある。1組の扉には阿部先生のお言葉が記載されており、そこには「努力 努力 そして勇気をー。前途ようようたる君たちに 幸多かれと祈りつつ・・・・」。とある。

次のページには皆の連絡先(もう既に使えないが)と寄せ書きがあり、阿部先生の似顔絵?がある。先生の好きな格言が書いてあり、それは「明日ありと思う心にだまされて、今日をむなしくすごす世の人」というもの。

次のページにはクラスメートのニックネーム、住所、趣味、夢についての一覧表が載せられている。みんな、夢は実現したかい?いや、夢はいつまでも追い続けるものなのかもしれない。

次のページからはみんなの卒業作文が続く。全般的な傾向として、直前に行った修学旅行の思い出を書いている人が多い。中には6年間の思い出を振り返っている人もいる。武里小学校から最後の1年間だけ転入してきた人にとっては、沼端小学校に来ることが相当不安だったらしく、その時の気持ちについての正直な気持ちが伺える記述がかなり見られる。ごめんね。我々元からいる(といっても我々も4年の時に転入してきた)沼小生はそんなこと全く気づいていなかった。

各クラスのページが終わると、「ふるさと埼玉」、「ニュース写真特集」という卒業アルバム特有のページが最後にあって、それでこの卒業アルバムは終わる。



次にみんなが文集に書いた将来の夢について分析してみたいと思う。


男子の将来の夢。


お金持ち(もしくは大金持ち)   4人

有名人                2人

プロ野球選手             2人

考古学者               2人

自分でテレビゲームを作る     1人

医 者                1人

東大に入る              1人

大きい家に住んでいばる      1人

歌 手                1人

背を伸ばす              1人

科学者                1人

プロゴルファー            1人

漫画家                1人


続いて女子の皆さんの夢。中には複数の夢を書いておられる方がいますが、最初に書かれたものを選ばせていただきました。


看護婦                3人

歌 手                2人

アナウンサー             1人

スチュワーデス            1人

小さなお店を開く           1人

ピアニスト              1人

ファッションデザイナー       1人

婦人警官               1人

陸上の選手              1人

オーケストラに入る          1人

NHKホールのパイプオルガンを弾く 1人

保母さん               1人

科学者                1人

童話作家               1人

エレクトーンの先生         1人

作 家                1人

漫画家                1人


男子の方ですが、「お金持ち」が多いなんて以外に現実的なんですね。「考古学者」っていうのはどうなんだろう。インディー・ジョーンズみたいな?

女子の皆さんは看護婦さんとか歌手にあこがれる人が多かったみたいです。当時は山口百恵、ピンクレディーの全盛期ですもんね。